勝利のラクロスコーチング

ラクロスコーチングのサクセスストーリー! (になればいいなぁ)

指導者交流会@仙台

正解はあるのか?

指導者交流会

今回は、8月に行われた東北地区の指導者交流会についてお話しします。

指導者交流会は東北地区でも何度か行われていて、各大学のコーチや主将、幹部などが集まり、あるお題に対してディスカッションするというのが恒例の流れになっています。

主催は東北地区の強化部で、僕は一応強化部の一員でもあるので、司会者やファシリテーターといった役割で参加しています。

ちなみに、交流会と言いつつも、東北地区強化部としての指導者育成のための場でもあったので、「こんな考えを知ってもらいたい・伝えたい」的な、ある程度のゴールや狙いは設定していました。そんなこともあり、結局最後は僕のオンステージで講習会チックになってしまいましたが、僕が思うラクロスコーチングのめちゃめちゃ大切なことを喋ったつもりです。

 

第1部「リーグ戦の二部制について」

では、ここからは実際にどんなお題を与え、どんなディスカッションが行われたのかを紹介したいと思います。

最初は、「二部制」について話し合いました。ちなみに、二部制についての僕の意見は前回の記事にも書かせていただきましたが、僕は二部制にすることには大いに賛成しています。
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今回の交流会ではまたもや女子チームから反対意見がありましたが、二部制にする意義をたくさん話すことができたので、各チームの理解はより深まったかなと思います。

 

第2部「グループディスカッション」

お題とディスカッション内容について

 この第2部が今回の交流会のメインネタです。

まず、交流会参加者を4人1組のグループに分けました。その上で以下のお題について話し合ってもらい、最後にグループの意見をまとめて発表するという流れで行いました。

 

ここからはお題とディスカッション内容について紹介していきます。

 

お題①

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局面1はディフェンスであるD1が自陣でグラボを拾って、ハーフを超えてゴールに向かっているところです。オフェンスD1とディフェンスD1の位置はわずかにオフェンスD1が前に出ている状態と仮定します。フィールドにいるすべての選手の走力、技術力は同等とします。

問題

このときA1はどのように動くべきでしょうか?⑴~⑷の中からひとつだけ選び理由を説明してください。

⑴ 外(①のような動き)に広がりパスを受け、オフェンスの流れを作る

⑵ 裏取り(②のような動き)をしてパスを要求する

⑶ D1がシュートを打つと考え、チェイスに走る(③のような動き)

⑷ あえて動かない

 

お題②

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局面2はゴール裏でA1の選手がルーズボールを追いかけに行っている場面です。フィールドにいるすべての選手の走力、技術力は同等とします。

問題1

このときD1はどのように動くべきでしょうか?⑴⑵のどちらかひとつだけを選び理由を説明してください。

⑴ ボールはA1に取らせ、自分はゴール前をかためる

⑵ A1の後を追いグラボに参加する

 

問題2

このときD2はどのように動くべきでしょうか?⑴⑵のどちらかひとつだけを選び理由を説明してください。

⑴ ボールはA1に取らせ、その間にディフェンスを整える

⑵ A1の後を追いグラボに参加する

 

※ちなみにこれらのお題は、以前早稲田のコーチをしていたとき、一緒にコーチをやっていた後輩が作った資料をもとにしています。当時はこの資料をもとにオフェンスのあるべき姿、ディフェンスのあるべき姿を説明するために使っていましたが、僕は別のアプローチで「指導者やチームとしての考え方」を伝えるために使っています。

 

 これらのお題に対しては「もっと細かく条件指定してくれないと何とも言えない」という意見もありましたが、そこも含めて自由に意見を言っていいと伝えていたので、「4Qだったら…」「もし〇〇と仮定したら…」「ディフェンスの動きを見て…」など条件を追加して話し合っているグループもいました。

 

ちなみに、このようなお題が与えられたら皆さんはどう答えるでしょうか?

 

ぜひ機会があったらチーム内や仲間内で意見交換すると面白いと思います。意外と白熱します。

 

交流会で出たグループの発表

今回のディスカッションでは、だいたいどこのグループも同じような発表内容でした。

お題①については「条件次第で動き方を変えるが、だいたいは⑵」

お題②については「問1が⑵、問2が⑴」

という内容が多かった気がします。

 

この「多かったような気がします」という表現でわかると思いますが、このお題とディスカッションにより、各チームがどんな答えを発表するかは正直どうでもいいことでした。(とは言え、お題②に関しては、僕なら絶対「問1が⑵、問2が⑵」というチームを作りたいですが…)

なぜなら、僕がこのディスカッションを通して伝えたかったのは「何が正解か?」ではなく、

「正解とは何か?」

ということだったので。

 

 

次回のブログでは「正解とは何か?」の意図についてお話ししたいと思います。