勝利のラクロスコーチング

ラクロスコーチングのサクセスストーリー! (になればいいなぁ)

【鈴木優也(東北学院大HC)】関東と地方の情報格差の本質

コーチングブログNEXT

今回から僕以外のラクロスコーチのコーチング論もこのブログで公開していくことになりました!

全国には本当に優秀なコーチがいっぱいいます。でもコーチによって考え方は様々です。だから面白い!

このブログを通して、全国のコーチ達がどんなことを考え、どんな活動をしているのかを知っていただけたら幸いです。

鈴木優也:東北学院大学HC

はじめまして!
東北学院大学でHCを務めております、鈴木優也と申します。
自己紹介としてこちらのインスタを参照下さい。

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

LACROSSE MAG JPN(@lacrossemagjpn)がシェアした投稿 -


(モチベーションUPの為にいいねして下さい。笑)


さて、今回は私が転職で仙台に来てラクロスに携わり始めた時から感じている事について書きたいと思います。

大きくわけて

  1. 地方のガラパゴス化
  2. 情報の距離感
  3. コーチ自身について

の3つです。

前半は地方地区の悩みなので飛ばしても大丈夫です。


では、どうぞ。

地方の超ガラパゴス化

東北地区に来てからプレー面でも運営面でも、自分が学生時代に当たり前の様に考えてやっていた事やプレーが、認知されていない事が多々ありました。


例えば
「◯◯(ラクロス用語)ってわかる?」
って聞いても
「知りません、初耳です」
という感じです。


学生達は先輩から教わった知識(しかもその学校独自のもの。もちろんその中には素晴らしいモノも沢山あります。)だけでラクロスをしていた様です。

つまり情報のアップデートがなく、ただでさえガラパゴス化していると言われている日本ラクロスにおいて、更に狭い世界で化石の様なラクロスをしていました。

これが関東・関西と地方の勢力図が変わらない要因の1つです。

情報がない?

地方の学生が

「私たちには知識がないので、色々と技術や戦術を教えて下さい」

と言っていることを良く耳にします。


もちろん要望があればいくらでも教えます。

ただ、その前に

「なんで知識ないの?」

そう聞くと

「地方には情報がない。強化部は何も教えてくれない。」

こう言われました。
(ちなみに私は東北地区の強化部次長も兼任してるので、こう言われるとグサっときます、、、)

そこで
「自分で勉強した?」
と聞き返すと大抵言葉を詰まらせます。

ここで
「こういう動画を見て真似してみたんですけど、やり方・コツがわからないので教えて下さい」
と言ってくれる人がだったら、何の問題もないと思ってます。時間はかかるかもしれませんが勝手に上手くなります。

果たして地方には本当に情報がないのでしょうか?
そして何故情報がないと「思われてる」のでしょうか?

情報はどこにある?

ここで言いたいのは「知らない事」が悪いという事ではなく、

「何故知らないのか?」

という事です。

地方の(特に下位校の)選手は、たいてい誰かが教えてくれると思ってます。それはそうですよね、その方が楽だから。人間楽な方を選ぶのは当たり前です。そういう生き物です。

きっとわかりやすい「答え」を求めているのでしょう。

 

でも、それって思考の停止じゃないですか?

 

問題集の答えを見ながら問題を解いてる様なものです。

学校のテストと違ってラクロス(=スポーツ)は答えは1つではありません。人それぞれ筋肉も柔軟性もスピードも考え方も違うので、十人十色のプレースタイルがあるはずです。

なので、答えを聞く前に自分で勉強して情報を取りに動いてみてはどうでしょうか?

 

さて、ここで本題に戻りますが、

私は

地方でも情報はある(手に入る)

と思ってます。

それはどこにあるか?

今の時代ならやはりネットです。

SNS上にはめちゃくちゃたくさんのラクロス動画があります。それも日本語で。(関東の有名プレイヤーの方々ありがとうございます!私の現役時代にも欲しかった、、、笑)

個人技術のレベルをあげたいなら色んな動画をみまくって、無数の選択肢の中から自分に合ってると思うやり方でトライ&エラーを繰り返してください。それである程度のレベルにはなります。(試合に勝つ為の技術となると話は別ですが。)

問題はやるかやらないかだけです。

覚悟の問題ですね。


よくわからなければコメントするなり、DM送るなりしちゃいましょう(私も良くやります)!最初は勇気がいると思いますが、ラクロッサーは基本的に教えたがりだと思うので、喜んで色んな情報を教えてくれます。新しい発見があってめちゃくちゃ面白いです。

情報の距離感

関東はこの情報が常に側にあるだけです。代表クラスの選手や多くの社会人・指導者から学べます。

つまり

情報との距離感が近い&質が高い

だけです。

逆に言えば、地方での情報格差の本質とは

情報との距離感が遠いだけ

と言うことです。


この辺り武蔵大学のHCの長妻さんがすごく丁寧にまとめて下さってるので、是非一読をオススメします。
http://mulax.net/blog/detail/id/15904

なければ作れば良い

「だけ」と言いつつこれが非常に大きな問題で、「地方にも情報がおりてくるシステム」を設計しなければなりません。

これはオトナの役目だと思ってます。学生達は自分達のことで精一杯です。
個人レベルで情報を取りに行く事は簡単ですが、チーム・地区単位となるとなかなか難しいですよね。

そのシステムとして私が東北地区で始めた取り組みを3つ紹介します。

①「東北地区強化部情報共有LINE」の作成
私(強化部)が仕入れた情報や代表・DS活動の情報なんかを流す様にしてます。が、このLINEに入っていない人に届かなければ意味がないので、このグループが役立ってるかは不明です、、、

 

②練習メニューを公開
自チームの練習メニューの意図やポイントをインスタにて公開しています。

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

@lacrosse_practice_menuがシェアした投稿 -

アカウントの説明はストーリーのハイライトに載せていますので、そちらをご参照ください。

こちらはまだ初めて1ヶ月程度ですが、東北以外の地方の学生から質問をよく頂いており、予想よりも需要があった様です。

 

③男子社会人リーグの立ち上げ
東北地区は社会人リーグがありません。チームとして動いているのも仙台ラクロスクラブ(SLC)だけでした。そこで3年程前から多方面に声をかけ、様々な人の協力のお陰で4チームのリーグ戦が今年ようやく立ち上がりました。

このリーグでは2年生以下なら参加okとし、学生が社会人から学べる場・試合経験を積む場になってます。

数年後のイメージとしては、東北地区の社会人リーグ全体がファルコンズサテライトの様な状況になれば良いなあと思ってます。

今年から女子も頑張って本格始動してるので、数年後には東北地区女子社会人リーグも出来るかもしれません。

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

Viento(@viento_lacrosse)がシェアした投稿 -

まだまだやれる事はあると思うので、他の地区でこんな事やってる!というのがあれば是非教えて頂きたいと思います。

コーチ自身について

コーチこそアップデート

ここまで地方地区の問題について書きましたが、最後に、私自身の事について話したいと思います。

私はコーチを始めてまだ2シーズン目ですか、自チームの学生にはこの様に能動的に動いて変化する事を求めてるのに、私自身が過去の体験に縛られて情報のアップデートが出来てない事に気付きました。コーチあるあるだと思います。ガラパゴス化してたの学生だけでなく、実はコーチ自身だったという盲点。

それって意味ないですよね。
偉そうなOBと何も変わりません。


コーチこそラクロスに限らず様々な事を学び、人としての幅も持つべき

だと思ってます。

これは私と学生の勝負です。
学生が本気で上を目指すなら、私も学生以上に知識をインプットしてそれをアウトプットしていきます。
(インプット・アウトプットの話は次回したいと思います。)


実はそんな悩みからコーチ自身をアップデートさせる為に、今面白いプロジェクトが動いております。

その詳細は近々このブログにて公開されると思いますので、楽しみにお待ち下さい!